この世のものは何もかも無意味なのだ

今日は近くの政令市まで買い物に行こうと思っていた。

自転車に乗ろうとすると蜘蛛の巣が凄かった。

ああ、そういえば乗るのは久しぶりだっけ。

最近は車ばかりだった。

 

蜘蛛の巣を払い、空気を入れ、駅まで自転車をこぐ。

多分15分くらい。

駅に着いた時点で、汗ダラダラ……既に半分やる気を喪失していた。

別に買いたいものがあるわけでもない。

行くところといってもオタショップと書店くらい。

どちらもネット上の情報が豊富だから、今自分が欲しくなるようなものが発売されていないことはわかっている。

何のために電車に揺られてこの糞暑い中、目的もなく買い物に向かうのか。

そう思うと、すべてのやる気がなくなった。

 

結局、電車には乗らずに家に引き返した。

帰りに買ったおにぎりと飲み物をクーラーが効いた部屋の中で食べた。

最近、何をやっても苦しいことばかり目に付くようになった。

何かをやりたいと思うことがない。

めんどくさい。

未来が暗い。

でも生きないといけない。

つらさだけが残っている。

 

昨日は昨日で親戚の誕生日だったため、祝いに行く両親に同行した。

純粋に私も祝いたかったのだ。

でも駄目だった。

精神的に疲れていてしゃべるのがいつも以上にしんどかった。

向こうに気を遣わせただけだった。

早く帰りたかった。

 

この世のものはすべて無意味だ。

いつか地球だって太陽に飲み込まれる。

人類だってどれくらいあとかはわからないが、いつかは絶滅するだろう。

そういうふうに考えていくと、もう何もかも意味を為さないガラクタに見えてくる。

早く死にたい。

消え去りたい。

安楽死したい。

もう疲れた。

何もできない自分に疲れた。

何かをできないと、この世の中を楽しむことは難しい。

本質的に無意味なのだから。